人事制度は給与を決定するためのほか、「人材を育成するため」という重要な役割も担っています。人事制度は構築も大変ですが、運用こそ大変難しいです。弊社では定期的に訪問しているので、作成だけではなく定着のご支援もさせて頂きます。

人事制度の設計イメージについて解説

STEP1 組織の全体像をまとめる。

ここでは、「職種A」4等級、「職種B」3等級と専門職層、マネジメント層、経営企画という組織図で構成した会社の例で解説します。

まず等級(1~6等級)と、職種ごとに組織図を作ります。等級については、職種ごとにあるのが望ましいです。ここでは、営業職、事務職の会社の例で進めていきます。

ここでは「等級」を使っていますが、等級は、能力で分ける場合(能力等級)や職務で分ける場合(職務等級)、役割で分ける場合(役割等級)など、会社に合った形でつくります。

STEP2 等級基準表をつくる

等級の全体像ができたら、等級ごとの「等級基準」を決めます。具体的には、「等級基準表」でその内容を整理します。
かなり簡易的ですが、イメージとして介護施設の等級基準表を例に見てみます。

STEP3 等級ごとの賃金表をつくる

等級が決まったら、等級ごとの賃金表を作成します。

STEP4 等級ごとの評価シートをつくる

等級基準表、賃金表ができたら、あとは運用です。
評価した結果に応じて職能給が決定するので、適正な評価基準を設けるために、評価シートが必要になります。
評価シートについては、「中央職業能力開発協会」で公表されているモデル評価シートを参考にするとよいと思います。様々な業種のモデルが掲載されているので参考にしてみてください。
参考:中央職業能力開発協会ホームページ

また、評価シートを作ったものの、「評価をするのは難しい」という理由でうまく運用できないケースがよくあります。しっかりと運用するためにも評価者訓練を行うなど、しっかりと運用していく取り組みを行う必要があります。

人事制度構築は埼玉県にあるNice-Oneへ

ここでの案内は例になります。実際には、人事制度は各社多様です。経験上、ポイントは、「誰でもわかりやすいようにシンプルに作る」ことと、制度が活かせるよう、継続することだと考えています。
このホームページではイメージを紹介しましたが、より詳しくご説明を聞いてみたい方はNice-Oneまでお問い合わせください。